ランドアート 環境アーティスト フラワーアーティスト

柿崎 順一KAKIZAKI, Junichi

風月の芸術祭in白河 書/千葉 清藍

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柿崎 順一KAKIZAKI, Junichi

《Mask the Border | 境を覆う》#1

© JUNICHI KAKIZAKI HANA OFFICE+PEALab. Coutesy of naonakamura
撮影 岡本譲治

《Ephemeral Life | 儚き命》

© JUNICHI KAKIZAKI HANA OFFICE+PEALab. Coutesy of naonakamura
撮影 岡本譲治

展示名:Mask the Border | 境を覆う

展示会場: 白河文化交流館コミネス 展示コーナー
(Cominess - Exhibition Corner)

展示期間: 2022年9月10日(土)~10月9日(日) ※火曜休館
開館時間: 朝9:00 - 夜10:00

プレビュー: 9月8日(木)、9日(金)
※8日(木)は作家が在廊の予定です。

内容: 福島の天然記念物「ビャッコイ」をテーマにしたランドアート作品のインスタレーション写真展
インスタレーション設置場所:金山のビャッコイ自生地
制作年: 2022年

 柿崎 順一は花や木といった植物を美術素材に選び、領域としての自然や大地を支持体とした新たな環境を構築します。アースワークを用いたインスタレーションは、ランドアートや環境アートに位置する美術様式の一環であり、作家は自然物に自己表現を加味することで生命の際立つ美しさ、強さと儚さを提示します。

 ビャッコイが自生する不動清水での制作は、高木の杉林に囲まれた窪地から湧き出る清流に育まれる植物相、ビャッコイが自生する泉そのものがインスタレーションの舞台となりました。深い森の中を印象づける空間に白のフィルム素材を用いることで、この自然界に曖昧なBorder|境を形づくりました。白色の象形物は流水の進路をなぞるLine|線であり、ビャッコイが生息する水面を覆うMask|面ともなります。 創造的に配置された美の形は場の特異点としてのPoint|点でありながら、広く周囲のSpace|空間に影響を与えていきます。

 本プロジェクトにおけるインスタレーションは、白河市表郷金山に位置するビャッコイ自生地にて展開されました。「ビャッコイ」とは、カヤツリグサ科ビャッコイ属に分類される多年草の水生植物であり、明治38年に植物学者 牧野富太郎(1862‒1957)により「白虎隊」の名に因んだ命名がなされました。また、ビャッコイが氷河期時代の名残を留める希少種であり、この場所が国内唯一のビャッコイの自生地であることから「金山のビャッコイ自生地」として福島県指定の天然記念物に登録され、今日まで保護され続けています。

 自然保護区である同地の植生と環境保護を最優先に、現場設置はわずか1日のみ、非公開でのインスタレーションを完成させました。白河文化交流館コミネスでは、その記録的価値観を内包しつつも、視覚芸術として重点を置いた写真およびビデオの形態にて発表します。

作品場所白河文化交流館コミネス

Profile

1971年 長野県生まれ。
基礎造形と園芸学を学び、花・葉・実・樹枝など植物や、キノコ・地衣類など菌類、石・土などの自然素材を主材または主題に、ランドアートやエンバイロンメンタルアート・フラワーアートなどを制作、写真・ビデオなどを媒体に国内外で発表している。

http://www.kuruizaki.com/  

© JUNICHI KAKIZAKI HANA OFFICE+PEALab.

Photography by Joji Okamoto

Biography

代表的な展覧会

2003
「CONNECT」/長野 犀北館 グランドボールルーム
「'ALPHA Japanesque」/長野 水野美術館
「In The Absence of Sunlight」/スウェーデン ストックホルム フィルキンゲン・展示室
2004
「荒木経惟へのオマージュ」/長野 北野美術館 北野カルチュラルセンター
「北大路魯山人 -自然美に目を向けよ」/長野 桜華書林・ギャラリー
「Rebel Installation in Melbourne」/オーストラリア メルボルン ヴィクトリア国立美術館・イアン ポッター センター ナショナル ギャラリー オブ ヴィクトリア
2007
「NEW LIFE - Quickening from the Cradle」/東京 スウェーデン大使館・アルフレッド ノーベル オーディトリアム /長野 北野美術館・北野カルチュラルセンター
「CRADLE - Fake? No, It's a Real」/東京 銀座ソニービル
「感情の強盗」/横浜 BankART Studio NYK
2008
「CRADLE - For The Land Art」/オランダ ドゥーティンヘム・デ ブリーク スクエア
2011
「PETITS MONSTRES DES FLEURS DE PARIS」/フランス パリ ギャラリー・レ ヴァンシス シェーズ
2014
「Ikebana and Contemporary Plant Art」/スウェーデン ウプサラ植物園・オランジェリー
2017
「TREE」/札幌芸術の森美術館
「AFTERLIGHT」/スウェーデン アルムンゲ・ハグランドスコラ(-2022)
2019
「METAPHOR | 比喩的な自然」/長野 国営アルプスあづみの公園・多目的ホール
2020
「PETITS MONSTRES DES FLEURS DE PARIS Ⅱ」/フランス パリ ギャラリー・レ ヴァンシス シェーズ
2022
「Ψの庭 ・ Φの夢」/東京 東向島・北條工務店となり

All photos by Joji Okamoto | 撮影 岡本譲治
© JUNICHI KAKIZAKI HANA OFFICE+PEALab.

FUKUSHIMA BIENNALE2020

〔 主催 〕
風月の芸術祭実行委員会

〔 共催 〕
白河市/白河市教育委員会/国立大学法人 福島大学 芸術による地域創造研究所

〔 後援 〕
福島県/福島県教育委員会/福島民報社/福島民友新聞社/朝日新聞福島総局/毎日新聞福島支局/読売新聞東京本社福島支局/河北新報社/福島リビング新聞社/NHK福島放送局/福島テレビ/福島中央テレビ/福島放送/テレビユー福島/ラジオ福島/ふくしまFM/白河文化交流館コミネス指定管理者NPO法人カルチャーネットワーク

〔 協賛 〕
白河だるま総本舗 渡辺だるま店/佐川だるま製造所

〔 助成 〕
令和4年度福島県地域創生総合支援事業/助成事業/助成事業

〔 協力 〕
公益財団法人藤田教育振興会/白河ハリストス正教会/NPO法人しらかわ歴史のまちづくりフォーラム/白河商工会議所/白河商工会議所青年部/公益財団法人白河観光物産協会/公益社団法人白河青年会議所/NPO法人カルチャーネットワーク/南湖共栄会/本町町内会/中町町内会/天神町町内会/本町銀座会/白河市中央商店街振興組合/天神町共栄会/一般社団法人未来の準備室/ダルライザープランニング/白河市文化団体連合会/株式会社楽市白河/大堀相馬焼 錨屋窯/SHOZO SHIRAKAWA/LampCafe/NPO法人南湖森林公園案内人の会/ツーリズムガイド白河/福島県県南地方狛犬ネットワーク/有限会社大洋社/ロダンノリンク/福島カラー印刷株式会社/株式会社中村組/有限会社 鈴木石材/有限会社 斉藤鉄工/フラワーショップいくた/白河高校美術部/白河旭高校美術部/白河中央中学校美術部/白河第一小学校/福島大学/京都芸術大学ウルトラファクトリー/東京国立博物館/福島県立博物館/福島県立美術館/東京藝術大学/多摩美術大学/武蔵野美術大学/埼玉大学/明星大学/会津大学短期大学部/郡山女子大学/福島学院大学/雲南大学/前橋文学館/二本松上川崎和紙伝承館/株式会社タンデム/朋友会/アンリの会/メディア・ストリーム株式会社ビデオ/株式会社CIA/株式会社 Doorside/ミチ工芸/エンドースクリーン/ヒグチ運輸/月刊美術/月刊シティ情報ふくしま/P3 art and environment/養清堂画廊/コバヤシ画廊/株式会社風土/ミズマアートギャラリー/西村画廊/KENJIYANOBE Archive Project/I.TOON/DigiCon6 ASIA/大野一雄舞踏研究所/株式会社YY ARTS/ブロンズ新社/ITO ATELIER/Whitestone Gallery/殻々工房/宗像窯/志賀高原ロマン美術館/ナオ ナカムラ/柿崎順一花事務所/プラス環境芸術研究所/鈴木一史/谷川渥/大場美和/水口翔太/佐々木亜希子/古田晃司/嶺 隼樹/和合亮一/野島健太郎/三木学/高橋紀成/今井令雄/赤城修司/樫村俊智/佐藤晃一/山口裕美/川延安直/高久真隆/デザイン・ディレクター 馬場立治

〔 お問い合わせ 〕
風月の芸術祭実行委員会 sirakawa2020art * gmail.com

※「*」を「@」に置き換えて送信ください。

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