映像エスノグラファー
東京経済大学 准教授
大橋 香奈OHASHI, Kana

《Transition》
家族の闘病、妊娠・出産、看取り、一人での子育て、転職、引っ越し…
本作は、水野がたった2年間で経験した急速な人生の変化(=人生移行)を、スマートフォンのカメラで撮影した写真と動画によって描き出したドキュメンタリーです。共同監督の大橋と水野は、制作の過程で28回のインタビューを実施し、スマートフォンで記録された日誌や写真や動画を共有し、対話を重ねて、水野が経験した「人生移行」の理解を試みました。スマートフォンが生活の一部となりつつある現在、私たちは日々の写真や動画といった記録を用いることで、予期せぬ人生の出来事を受容し、前を向くことができるでしょうか。本作の上映ワークショップや、制作過程を振り返る展示を通して、ままならない人生移行の経験をめぐる記録・共有・対話の意味を、みなさんと一緒に考えてみたいと思います。
共同制作:水野 大二郎
作品場所コミュニティ・カフェ EMANON
Profile

大学卒業後、サントリーに5年半勤務。退職後、フィンランドでの活動を経て2011年英国MetFilm Schoolドキュメンタリーフィルム制作プログラム修了。2018年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程修了。博士(政策・メディア)。アーツカウンシル東京主催「2019年度思考と技術と対話の学校」スタディ・ナビゲーターを務めた。2020年度より日本生活学会理事。人びとの〈移動〉の経験に関する映像エスノグラフィー研究を続けている。
Biography
最近の活動歴
- 2019
- International Documentary Film Festival Amsterdam(IDFA)コンペティション部門(ショートドキュメンタリー)入選
- 2020
- 共著『Digital Media Practices in Households: Kinship through Data』(Amsterdam University Press)
The Japanese Film Festival Nippon Connection 2020 ‘NIPPON DOCS’入選
- 2022
- Riga Pasaules Film Festival 2022 in Latvia入選
分担執筆『COVID-19の現状と展望―生活学からの提言』(国際文献社)